リフォームと塗料・塗膜と汚れ

塗料に配合されたセラミック成分が硬化することでガラスのような親水性の塗膜が形成される塗料があるそうです。塗料というのは油性なので、塗膜の表面が親水性で水になじむため油を弾くのです。要するに、水と油が混ざり合わないのと同じ理屈です。塗膜と汚れがお互いに退けあうということです。また、汚れがついても塗膜が水になじむので、雨水が塗膜にくっついて、汚れの下に潜り込もうとします。なので、雨水が汚れをすくいとって流し落としてくれるわけです。雨が降るたびに雨水が汚れをすすいでくれるのです。また塗膜表面が親水性なので、風が吹いても静電気が起こりにくくなります。こういったメカニズムで、汚れが付きにくくなるというわけです。リフォームのときに、汚れのつきにくさを重視するならば、こういった塗料も検討してみましょう。