京都の穴場岩屋山志明院

穴場と聞くと行きたくなるという人が多いのではないでしょうか。ご紹介するのが、京都で有名な鴨川の源流を祀った岩屋山志明院です。京都の方でも知っている方は少ない穴場です。

岩屋山志明院の成り立ち

650年に山で修行していた山伏がお寺を建てました。そのあと829年に弘法大師空海と当時の天皇は水害が起きないように水源を祀らなければといって、寺を作り直しました。

司馬遼太郎が愛した地

ノンフィクション作家である司馬遼太郎は、志明院を頻繁に訪れています。そして不思議な体験をしています。障子やふすまの叩く音がした、屋根の上で足音がしたなどです。この体験からインスピレーションを受けてできた作品もあるでしょう。

もののけ姫にも影響

司馬遼太郎はこの不思議な体験を宮崎駿に話して、あの有名なもののけ姫ができたといわれています。あの世界観が志明院にはあるのです。自然豊かな鴨川の源流という神秘的な地がもののけ姫に影響を与えました。

神秘の地

京都北区北東部の山間部地域に雲ヶ畑あります。雲ヶ畑の山を登った先に岩屋山志明院があります。本堂の先には飛竜ノ滝があります。歌舞伎の鳴神で竜を閉じ込めた場所です。人里離れた神秘の地がそこにはあります。