酒呑童子と京都

酒呑童子を聞いたことがある方は多いと思います。酒呑童子は鬼の頭領で、酒好きの妖怪です。大江山を拠点として、京都に悪事を働きにしばしばやって来ていました。そのため、酒に毒を入れて体が動かなくなったところで、寝首を掻き成敗しました。

首塚がある

酒呑童子の首を持ち帰る道中に、道端の地蔵尊に京に持ち込まないように諭されたので、その場所に首を埋葬しました。その場所は今も首塚大明神として残っています。

首から上の病気に首塚大明神

一説によると、酒呑童子は死ぬ直前に罪を悔い改め、死後は首から上の病気を持つ人を助けたいと思いを抱いて死んでいったのです。そのため大明神として祀られることになりました。このため、首から上の病気を持つ人が助けを求め、訪れるようになりました。

首塚大明神の雰囲気

場所は住宅も何もない山の中にあります。薄暗く、道は整備されているものの、山道なので独特の雰囲気があります。首が埋められているというだけあって、最近では心霊スポットとして有名だそうです。

悪い鬼の妖怪から大明神へ

諸説ありますが、一説では罪を悔い改め、人々を助けたいと思い大明神となりました。酒呑童子に興味が湧いた方や首から上の病気を治したいという方は京都へ行って首塚大明神も旅の予定に入れてみられてはいかがでしょうか。